食中毒の原因(4) エルシニア、小型球形ウイルス(SRSV)、食品寄生虫

 

エルシニア

5℃以下でも増殖する低温細菌です。ふだんは主に家畜などが保菌し、汚染された食肉などを通じて感染します。加熱調理を心がければ、完全に予防することができます。虫垂炎のような猛烈な腹痛におそわれます。大人と幼児では下痢の症状が違い、大人の場合の下痢回数は1日2~4回ほどです。しかし、2歳以下の幼児では、なんども下痢をくりかえし、軽い発熱もみられます。発熱とともに発疹が出ることも多く、発疹性の食中毒にかかったらエルシニア食中毒の可能性が高いといえます。

原因食品
 ・牛乳、乳製品、食肉など、井戸水

予防法
 ・食肉は十分加熱してから食べる
 ・食肉などの長期冷蔵は行わない

 

 小型球形ウイルス(SRSV)

SRSVに汚染されたかきを食べて激しい嘔吐と下痢をしめす急性胃腸炎の集団発生が世界各地で多数報告され、注目されています。主な症状は嘔吐と下痢で、特徴的なのは発病当初に激しい症状をおこすことです。かぜとよく似た症状がみられる場合もあります。

原因食品
 ・生かき、飲料水、人から人への二次感染

予防法
 ・かきなどの貝類の生食はさける。
 ・飲料水は煮沸するなど完全に滅菌して飲む
 ・調理の際は、必ず手を洗い、うがいをする

 

食品寄生虫

サナダ虫や吸虫のように魚介類・肉類などの食品を通して感染するものと、回虫や鉤虫のように人から人へ移るものとあります。日本人の食品寄生虫は、ほとんど魚介類によるものです。

予防法
 ・生ものは室温で保存しない、十分に火を通すなど、寄生虫のつきやすい食材は生のまま食べない

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