院外処方箋書き方ガイド発行について

草加市薬剤師 会長
杉山 義夫

薬剤師会の活動の中心でもある保険薬局部会は、平成5年の発足以来、平成8年の市立病院の部分分業から始まり現在では全面分業の院外処方せんを応需しています。

関東地区での分業の進展は、平成13年上半期の段階で、埼玉県 46%、東京都 56.8%、神奈川県 60.5%、千葉県51.9%、全国平均は、43.3%となっています。
近畿地区の分業が若干遅れている感はありますが、毎年確実に院外処方せんの発行枚数が増えています。厚生労働省の行政指導もあり公立病院の全面分業が契機となって、開業医による院外処方せんもどんどん進められる結果となっています。

このことは保険薬局側に院外処方せんをきちっと受け入れるだけの態勢が出来てきて、薬剤師の技術も飛躍的に進歩してきたことを裏付けることができるかと思います。

私たちは、この段階を医薬分業における量から質への転換として、新しい段階として捉えています。処方せんの発行枚数の量的側面だけでなく、医療の安全性、薬の安全性を重視した、言わば患者や医療機関からの要望にこたえられるような質的側面をしっかり取り組んでいくことだと考えています。

最近、草加市内においても急速に院外処方を発行する医療機関が増えてきたことから、処方せんを発行するレセプトコンピュータのオーダリングによる入力ミスや手書き処方せんの不備も軽視することができなくなってきました。

この度、その事によって起こる調剤過誤を防止するために「院外処方せんの書き方ガイド」を作成いたしました。
全国共通する内容ですので、ご参考にしていただければ幸甚に存じます。

医師と薬剤師は、患者に対して良質の医療を提供することでは、まったく同じ土俵に立っています。
私たち薬剤師会の薬剤師は、先生方の治療方針に従って処方の意図を充分に理解して、患者に安心して薬を服用してもらうために、充分な薬の知識と日頃の経験によって先生方をしっかりサポートしていきたいと思います。

どうか私たちの趣旨をご理解していただき、これから院外処方を発行する予定の医療機関の先生がいらっしゃれば、安心して発行できるよう草加市八潮市薬剤師会の保険薬局が一所懸命努めたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。